2021年6月7日(月)

今日もどんよりとしている。脳外科の診察の日である。まだ完全に脳内の血液はなくなっていない。3カ月後にまた再診だ。

  早苗(さなへ)()の水に滑空降下する鷺つかのまを水面(みなも)に映ず

  高所より巧みにこの地に降下する鷺の流麗目放ちがたし

  診察の結果にこころ折れたるか鷺のすがたに圧倒されたり

  鷺けふはたしかに白し田に降る

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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