2021年6月22日(火)

  昨晩に使ひし食器を棚に収め卓子を拭きて一日がはじまる

野口富士男『なぎの葉考・しあわせ』読了。「なぎの葉考」が読みたくて買った一冊だが、他の「新芽ひかげ」「石の墓」「老妓供養」「石蹴り」「耳のなかの風の声」「しあわせ」いずれももよかった。

  野口富士男の母、そして父を書く小説のあはれ哀しくて老いにはつらき

  アマゾンに『荷風俳句集』を頼みたり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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