2021年4月5日(月)

今日は脳外科病院でCTを撮り、診察。少しづつよくはなっている。

  春風に天に浮遊す。みづきの花はかなき白は死者の色なり

青山文平『泳ぐ者』読了。これまたハードな時代小説であった。二つの事件の複雑な真相を解いてゆく道すじにもてあそばれているかのようである。

  風呂の鏡につくづくと視るこの貧相湯気に歪めるこの痩せ男

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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