2021年4月20日(火)

録画していた「小吉の女房」(NHKBSプレミアム)を見ていたら崇徳院の歌が取り上げられていた。

  花は根に鳥は古巣に帰るなり春のとまりを知る人ぞなき

いい歌ですなあ。

  花も鳥もまだ春さかりひよどりの声鳴き騒ぐ電線の上

  四月二十日朝のひかりのまばゆさにあけぼの杉もひかりをまとふ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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