2021年4月17日(土)

今日は朝からしょぼしょぼ雨だ。父の命日には早いのだが、当日は平日なので今日墓参。墓苑は山ふところのような少し高所にあり、平地から見れば雲がかかっている。おそらく雨であろう。案の定雨であった。

  雲中に父の墓あり花飾りともし火点ずるわれらも雲中

  老いわれの歩みはどこかたよりなく陰陽師に()り禹歩する如き

禹歩(うほ)は、中国の夏の禹王の足が不自由になった時の特殊な歩き方で、それをまねて占いや祭りのときに巫者が用いた。日本では貴人の外出時、邪気を除くために陰陽師が呪文を唱え千鳥足に歩く。二歩目を一歩目より前に出さず、三歩目を二歩目の足で踏みだす歩き方と辞書にはある。やってみるとわかるが、私には無理だ。

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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