2021年12月30日(木)

父の墓を掃除し、家の中も掃除。しんどい。

  ベランダにシャツ干す妻の影動く猫のやうなり寝間の障子に

  本の山をいくつか崩し見出でたる『松平修文歌集』ああここにあつたか

たが宿の春のいそぎかすみ売の重荷に添へし梅の一枝 伴林光平

  伊東静雄『春のいそぎ』も本の山崩せば出づる自序をまづ読む

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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