2021年12月22日(水)

今朝も月が残っている。やや欠けて。
午前中はそれほど寒くなかったが、やがて雲が増えて寒い。

岡野先生の『全歌集』(青磁社)が届く。総ページ1116。驚くような本だ。
そして今日は冬至である。

  沙羅の木のことしは多く花つけずかくすればか樹皮の紋うつくしき

  くすのきの実を喰ふ鳥の落とす(ふん)赤むらさきの色混ざりをり

  冬至の夜ゆずをうかべて湯にしづむ柚の香ほのか死者呼ぶかをり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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