2021年12月20日(月)

朝、西方の山の上、空のかなり高いところに煌々と月が残っていた。
やがて水母色になって沈んでいくのだが、けっこう長く空に浮かんでいた。

  メタセコイアの冬木の枝の合間には残りの月のひかりありけり

  タートルネックの首だすところを誤りてここは腕なりあわてふためく

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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