2021年 1月7日(木)七草 1989年昭和天皇崩御の日

悪夢より淫夢がよろし(しか)れども悪夢に目醒む夢に死にき

<主人メモ>
暁闇、夢魔に苦しむ。
悪魔が出てくるわけではないのだが、夢の空間そのものに悪意がある。
旅の最中に帰りの駅を探す夢をたびたび見る。
今朝は100mほどの絶壁の鎖場、登り切れない人が次々に落下してくる。
死体の山。死にたくない。
ここは無理だと思い、別途駅への道を探るものの、
いつまでもいつまでも山肌の崩れた砕石場のような場所から抜け出せない。
途中飛行したりもするのだが、ここで果てていくのか。

笠雲といふより帽子雲かぶり雪の少なきことしの富士は

ぽつり、ぽつり梅の花咲くところある冬風強きに白き花咲く

<主人メモ>
寒川神社に初詣。その途次、富士山にかかる笠雲を見る。

七草を茹でたる汁に爪を浸け初爪を切る縁起よきかな

<主人メモ>
今日は「爪の日」でもあるらしい。

生活のなにが変わるか偏屈房主人としては慎むべきか

<主人メモ>
夕刻、1都3県に緊急事態宣言発令される。
偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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