2021年 1月13日(水)

橋梁の端を歩めば川淀にわが影映る少し前(さき)ゆく

鵄の鳴くこゑに暫時(しばし)を空仰ぐ雲無き青天を三羽が旋(め)回(ぐ)る

橋梁に覗けばいつもの鯉がゐる浅瀬を遡(のぼ)り泥巻き遊(すさ)ぶ

橋梁を渡りて帰る河原にはわが影われを追うて従(つ)きくる

塞(くな)神(ど)にはどんど火に焚くお飾りやしめ縄を積むくなど隠れき

<主人メモ>
今朝の散歩では橋を渡り対岸の河原に降りてみた。
土手に桜並木があるのだが、蕾はまだまだ小さい。
偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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